鼻の穴にワセリンを塗るだけで花粉症を軽減!その効果と注意点は?
春先になると気になる花粉症。毎年のように花粉の量が増え続け、悩まされる人も増加していますよね。
そんな花粉症ですが、身近な保湿クリームである「ワセリン」を鼻の穴の中に塗るだけで、症状を抑える事が出来てしまうのです!
ワセリンが花粉の防御膜に!塗るマスクと同様の効果
そもそも何故ワセリンを塗ると花粉症の軽減になるかというと、簡単に言えばワセリンが鼻の粘膜を保護し、花粉が粘膜にくっつくのを防いでくれるため、花粉症の症状が出てこないという形になります。
そもそも花粉症は体の抗体が過剰反応する事によるアレルギー反応で、体内に吸収されなくても粘膜や皮膚につくだけで症状がおきてしまいます。
そのため、花粉症の対策を行うためには薬などでアレルギー反応自体を弱めるか、花粉が肌や粘膜に付着する事を防がなくてはいけません。
ワセリンは赤ちゃんの保湿クリームなどにも利用されるくらい安全性が高く、また肌への吸収を目的としていないため、保護膜としてとても扱いやすい特徴がある事から、ワセリンを鼻の穴に塗るだけで、安全に、花粉から身を守る事が可能なのです。
ワセリンの塗り方は綿棒でなるべく奥の方まで
ワセリンを塗る方法ですが、鼻の穴とはいっても穴の手前側だけに少し塗っただけでは、その奥の部分に花粉が付着してしまうので不十分。塗る時は、しっかりと奥の方まで塗りましょう。
とはいっても、指で塗ろうとするとそこまで深い所は対応できませんので、利用したいのが綿棒。綿棒の先にワセリンを付けて、こすりつけないように軽く塗り広げていくようにします。
また、塗る際に鼻水などがあるとワセリンが十分に塗りにくくなりますので、一度鼻をかんでから、場合によっては鼻うがいなどをしてから塗るようにすると更に効果的です。
ワセリンは肌に使用するとべたつきが気になる方もいますが、鼻の中はそもそも濡れている状態が通常という事もあり、不快感はあまり感じずに利用可能です。
乾燥する季節になりやすいドライノーズの解消にも
冬の乾燥する時期は鼻の中も乾燥してしまい、免疫が弱まるためにくしゃみや鼻水が出やすくなる。風邪をひきやすくなる。頭が痛くなるなどの症状に見舞われますが、これをドライノーズといいます。
ワセリンを塗る事でドライノーズも解消できますので、乾燥する季節に上記のような症状に悩まされている方や、エアコンなどの風によって喉が乾燥すると感じるような方も、是非ワセリンを塗る方法を試してみて下さい。
ただし、鼻水やくしゃみ以外には効果はない
ワセリンを鼻の穴に塗る事で得られる効果は、あくまでも鼻の粘膜を保護する事による鼻水やくしゃみといった症状の緩和です。
花粉症は目のかゆみや咳、肌荒れなどの症状もありますが、これらの症状はそれぞれ該当する部位に付着した花粉に対するアレルギー反応であるため、鼻の孔にワセリンをぬっても解消する事はできません。
症状がひどい場合は、やはり病院などで薬の処方をしてもらったり、免疫療法などの治療を試してみた方が良いでしょう。
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