喉・声帯を傷めないための方法、ケア方法
カラオケなどで長時間歌い続けたり、応援などで大きな声を出すと喉や声帯を傷めてしまい、声がガラガラになったり、痛みを感じたりする状態になりますよね。
そんな風にならないためにも、喉や声帯を傷めないようにする方法と、痛めてしまった場合のケア方法をご紹介します。
事前のストレッチ・ウォーミングアップ
喉や声帯を傷めないために、まず一番重要なのがウォーミングアップです。
運動するときも準備体操をせずにいきなり動き出すと体をいためてしまうように、声も同じで、大きな声を出す前に声帯の準備運動をして柔軟性を持たせておく事によって、いたみにくくなります。
ストレッチの方法は、
・まずは数回深呼吸を行う
・最初は小さ目の声で自分が出せる一番低い音程から、一番高い音程までを5秒くらいかけて出し、一番低い音程まで5秒くらいで戻す。
・深呼吸で息を整える
・少し声を大きくして、再度往復10秒くらいかけて一番低い音程から一番高い音程まで出す
・深呼吸で息を整得る事と、少し声を大きくして音程の往復を、その後で自分が出したい声の大きさと同じ程度になるくらいまで繰り返す
というような方法等があります。
準備運動をする事で、喉・声帯が傷みにくくなるだけではなく、出せる音の領域なども広げる事ができますので、上手に歌ったり思い切り声を出したい場合はしっかりとウォーミングアップを行いましょう。
喉に悪いものを避け、良いものを摂る
カラオケなどではどうしてもお酒を飲みたくなりがちですが、アルコールやたばこ、カフェインはやはり喉にも負担がかかってしまい、乾燥してしまうためなるべく避けるようにしましょう。
また、飲み物では冷たい飲み物や、熱すぎるものは喉を傷つけてしまう場合があるので、出来れば常温のものがベストです。
チョコやココア、牛乳やアイスクリームなどの乳製品も、喉に膜をはって淡が絡みやすくなってしまうためあまりよくありません。
その他、塩分が強い食事をとると体内の水分量が減ってしまい、喉の保護が十分にできなくなってしまうため、控えめにしておきたいところです。
逆に、喉に良いものとしては、粘膜の保護に必要なビタミン等の栄養が含まれ、粘膜を流して喉をスッキリ綺麗にさせる効果がある柑橘系のジュースであったり、唾液を出しやすくする飴やガムなどがあります。
水分は沢山とっておいた方がいいので、柑橘系の飲み物以外では常温の水やカフェインが含まれないジャスミン茶、体内に吸収されやすいスポーツドリンクがおすすめです。
また、水分の取り方もなるべくこまめにとり続けるようにする事で常に喉や声帯に潤いを保ち、保護された状態にすることが出来ます。
歌や大声の後の喉・声帯のケア
以上のような注意をしていても、やはり大きな声を出し続けたりすると喉は荒れてしまうものですので、アフターケアも重要です。
アフターケアとしては、特に十分な睡眠をとる事。喉等の粘膜を作るビタミンAやビタミンCを中心とした栄養素を積極的に摂取する事。お風呂で喉を温めたり、マスクをする等によって喉の保湿をしっかりと行う事が重要です。
しっかりと喉や声帯をケアして、傷めないように楽しみましょう!
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