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ニキビ対策に有効な化粧品成分はこれ!

にきび対策用のコスメ・化粧品は数多く存在しますが、にきびに対する有効成分はおおよそ以下の通りです。

抗炎症成分で赤みや腫れを抑える

にきび対策の一つとして、直接にきびの赤みや腫れをおさえる働きを持ち、症状の改善に効果を発揮する成分です。

グリチルリチン酸ジカリウム

生薬に用いられる甘草の根などから抽出される成分で、抗炎症作用や抗アレルギー作用を持ちます。
グリチルリチン酸2Kなどと表記される事もあります。
また、グリチルリチン酸ジカリウムを更に分解して作用を強力にしたグリチルレチン酸ステアリルという成分が利用される事もあります。

アラントイン

赤みや腫れといった炎症を抑えるほか、皮膚の細胞を増殖する作用があり、にきび対策や肌荒れを改善するための化粧品に配合されます。
アレルギー性物質の刺激を抑える働きもあるため、敏感肌用の化粧品にも使用されます。

トラネキサム酸

炎症を引き起こすプラスミンという酵素を抑制する作用があり、抗炎症・抗アレルギー作用の他、止血作用やメラニン生成を抑制して美白効果も発揮します。

その他の抗炎症作用を持つ成分

グアイアズレンスルホン酸Naなど

殺菌成分でにきびの原因となるにきび菌を減らす

にきびの原因となるアクネ菌を殺菌し、にきびの治療を行う事を目的とした成分です。

イソプロピルメチルフェノール

高い殺菌作用があり、アクネ菌の殺菌作用があるため、にきび対策の化粧品によく用いられます。

イオウ(硫黄)

ニキビ菌の殺菌成分としてよく利用される成分。殺菌のほか、角質を柔らかくして毛穴の詰まりを解消しやすくするピーリング効果もあるため、ニキビには特に効果的です。外用薬として医師から処方される事もあります。

ピオニン

強い抗菌・殺菌作用があり、ニキビ対策の医薬部外品として利用されます。殺菌作用の他、美白作用などもあります。

その他、にきび対策として利用される成分と効果

にきび対策として主に用いられるのは上記の抗炎症作用や殺菌作用を持つ成分ですが、にきびをすばやく解消するために他の様々な効果を持つ成分が配合される事があります。

ピーリング作用を持つ成分

にきびが出来ている肌はターンオーバーが鈍くなりがちなため、サリチル酸やグリコール酸など、角質を柔らかくして剥がれやすくするピーリング作用を持つ成分が利用される事があります。
ピーリング作用を持つ成分は肌への刺激も強いため、にきびや肌の状態などによっては避けた方が良い場合もあります。

毛穴引き締め(収れん)作用を持つ成分

にきびそのものというより、にきび跡のケアなどのためにクエン酸やハマメリスエキスなどの毛穴引き締め作用を持つ成分が利用される事があります。

細胞活性(賦活)作用をもつ成分

にきびが出来た肌のターンオーバーを促進させ、正常な肌へ生まれ変わらせるために、レチノイン酸(ビタミンA誘導体)などの細胞賦活作用を持つ成分が利用される事があります。

保湿作用、エモリエント作用の成分

保湿作用やエモリエント作用のある成分を利用する事で、にきびの原因である皮脂の過剰分泌を防ぎ、にきびの解消をはかる事が出来ます。

美白作用を持つ成分

ビタミンC誘導体など、美白作用を持つ成分は、主ににきびによって発生する色素沈着などを解消する目的で利用されます。
にきび跡の解消には有効ですが、にきびが出来ている肌に利用すると刺激が強く逆効果になる場合もあるため注意が必要です。

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