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肝斑の消し方・治療方法

肝斑の治療は主にトラネキサム酸の内服薬や、美白効果の高い外用薬の利用の他、ピーリングなどの補助的な治療によって行われます。

トラネキサム酸(トランサミン・トランシーノ)

肝斑の治療方法として広くしられている方法が、トラネキサム酸という内服薬を利用したものです。
トランサミンやトランシーノという薬品名で肝斑治療を目的に販売されているものもありますが、これらはトラネキサム酸と一緒にビタミンなどが配合された薬の名前で、肝斑への有効成分はトラネキサム酸となります。

トラネキサム酸は従来抗炎症作用や抗アレルギー作用を目的に内服薬として利用されてきましたが、その他の効果として体のメラニンの生成を阻害するという効果が分かってから、肝斑の治療に用いられるようになりました。

トラネキサム酸を服用すると、しみ(肝斑)の原因であるメラニンの生成が抑えられ、メラニンの生成を抑えた状態で肌がターンオーバーを起こす事で、シミのないキレイな肌になる事が出来ます。
トラネキサム酸は直接肝斑を消す作用ではないため、効果を得るためには継続して飲み続ける必要があります。

トラネキサム酸は扁桃腺や口内炎などの症状がある場合は病院において保険診療で処方してもらう事が可能ですが、美容目的では保険診療で処方してもらう事が出来ません。
肝斑の治療薬として一般的に販売されているトランサミンなどについては、ビタミンなど美白効果のある成分が配合されている反面、トラネキサム酸の配合量が体質によっては不足してしまい、効果を発揮しない状態となる場合があります。

トラネキサム酸の服用により肝斑が改善されても、トラネキサム酸の服用を停止すると再度メラニン生成が行われるため、肝斑が再発してしまうケースが多いようです。

美白作用のある外用薬を用いた肝斑治療

外用薬として用いられるものとしては、ハイドロキノンなどの美白作用を持つものです。
直接メラニンの分解を行うため効果は表れやすいのですが、肌の深い部分まで作用させる事が難しいため場合によっては完全に肝斑を無くす事は出来ない事があります。

アクシダームなどの器具を用いて肌の深い部分まで薬剤を直接入れる方法もありますが、出来る医院が限られ費用も高くなります。

また、単純に美白作用の強い外用薬だけではなく、トレチノイン(ビタミンA誘導体)などの肌のターンオーバーを促進させるものを同時に利用し、効果を高める事もあります。

ピーリングなどの方法による肝斑治療

内服薬や外用薬を用いない治療方法としては、ピーリングなどによって肌のターンオーバーを促進し、メラニンが角質とともに剥がれ落ちていくのを補助する方法があります。

一方、他のしみ治療に用いられるようなレーザー治療については肝斑治療にはあまり用いられません。というのも、肝斑は肌への刺激によってメラニン生成が促進されて悪化する場合があるため、レーザーによる治療方法は肌を刺激し、逆効果となる場合があるためです。

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