皮脂って一体何なの？
肌を守る、大切なバリア
皮脂と聞くと、なんとなく「余分なもの」とか「肌トラブルの原因」と考える人もいるかもしれませんが、それは大きな間違いです。
皮脂は、肌を様々な菌や、乾燥などから守るためのとても大切なバリアの役割を果たしています。
通常、皮脂はサラサラの状態で分泌され、肌に住んでいる、人にとって良い働きをしてくれる菌「アクネ菌」によって、遊離脂肪酸というものに分解されます。
この遊離脂肪酸が、汗と混じって肌表面を覆う事で、人の肌は遊離脂肪酸に覆われ、弱酸性の状態になります。
人にとって害になる菌などは、酸性の状態にとても弱いため、肌が弱酸性になる事で、悪い菌の繁殖を防ぐ事ができます。
また、皮脂によって肌表面が覆われる事で、肌から水分が蒸発されるのを防ぎ、肌の潤いを保つ効果もあります。
肌に潤いが保たれる事で、柔軟な肌の状態を保ち、傷や外部からの刺激に対して肌が強くなります。
このように、皮脂が正常に分泌される事で、人は肌、健康を守っているのです。
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