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分子量って何のこと?

美容成分の浸透力についての説明などで、分子量という言葉を聞く事があります。分子量の意味について、解説します。

分子量とは、ある物質の最小の大きさの事

分子量とは、簡単に言えばある物質を、どんどん細かくしていった時に、もっとも小さくなった時の大きさが、どのくらいの大きさかを表すもので、原子量というものから算出した重さで表します。

例えば、水は科学式ではH2Oと表記しますが、これはH(水素原子)が2個、O(酸素原子)が1個くっつくと水になるという意味で、どれか一つでも欠けてしまうと水ではなくなります。
水素原子の原子量は大体1で、酸素原子の原子量は大体16なので、水の原子量は約18という事になります。

分子量は物質毎に異なり、複雑な分子であるほど大きくなります。
例えば、必須アミノ酸の一つである『バリン』という物質なら分子量は約117。複数のアミノ酸が集まって作られるコラーゲンでは、分子量が10万~30万。ビタミンCであれば分子量は約176となります。

分子量はあくまで、ある物質が成り立つ、もっとも小さい大きさの事ですので、重さとは異なります。

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