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漢方とサプリメントと薬の違いは?

漢方は体質改善、サプリメントは栄養補助、薬は症状を治めるもの

漢方と薬はともに病院などで処方され、病気の治療などに利用されますが、その利用方法や特徴は大きく異なります。

まず、薬は簡単に言えば「悪いものを退治する」ためのもの。直接病気の症状などを抑えるため、効果も強いですが、その分副作用が出たりもしやすいといえます。

次に、漢方は「悪いものに勝てる体を作る」ためのもの。体に刺激を与えるなどの方法で、病気の症状などを克服できるように、免疫を強化する役割が強いものが多いです。

また、サプリメントは漢方や薬とはそもそもの目的が異なり、病気などの症状を治療・予防するものではありません。
サプリメントは、食事だけでは十分摂取できないような、本来、人が生活していくのに必要な栄養素を満たすためのもの。
体を丈夫にしていくという意味では漢方に近いものがありますが、体に刺激を与えて免疫力を高める漢方と違い、不足しているものを補う事で健康を保つためのものであって、体質が改善されるようなものとはまた違うといえます。

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