手軽で安い? でもちょっと待って! ヒアルロン酸注入による美容整形の副作用リスク
美容整形の中でも、手軽で人気のプチ整形の一つ「ヒアルロン酸注入」。
ほうれい線などのシワを解消するアンチエイジング整形や、涙袋形成、豊胸などに用いられるこのヒアルロン酸注入ですが、実は注意して利用しなければ、大きな問題につながってしまう事もあるのです。
ヒアルロン酸を鼻に注入して失明したケースも!?
実際に発生してしまった問題としては、なんとヒアルロン酸注入により失明してしまったというケースも。
これは台湾や韓国での症例ですが、ヒアルロン酸を鼻根部(目と目の間あたり)に注入し、鼻を高くするという美容整形を行った際に、注入したヒアルロン酸が目の血管に詰まってしまった事が原因となり、失明してしまったというものです。
実際にはヒアルロン酸注入だけではなく脂肪吸引なども同時に行ったりしていたようですが、失明の直接的な原因はヒアルロン酸注入による血管詰まりだったという事で、ヒアルロン酸注入が完全に安全ではないという事が言えます。
血管に入り込んでしまった原因は明確には分かっていない
さらに、この失明症例で問題なのが、ヒアルロン酸が何故血管を詰まらせるような形になってしまったのか、明確には理由が判明していないという事。原因が明らかであれば原因を避けるようにすればいいのですが、明確に分からないために、同じような問題の発生を防ぎにくいのです。
問題を避けるためには、やり過ぎない事が大切
ではどうすればいいのかというと、このヒアルロン酸注入で同じような問題が発生してしまうリスクは、一度に入れるヒアルロン酸の分量が多い程高まってしまう可能性があるため、まずは「注入のやりすぎ」に気を付ける必要があります。
ヒアルロン酸は分量によって金額も決まってくるため、クリニックによってはかなり多めの量を進めてくる場合もあるようです。しかし、重要なのは量を入れるよりも「満足できる形」である事を意識して、必要最低限の量に抑えるようにした方がいいでしょう。
また、そもそもヒアルロン酸注入にはこういったリスクがつきものなので、リスクもしっかりと説明してくれて、そのうえで必要な分量をしっかりと提案してくれるような医師を探す事が、問題を避けるためには重要です。
失明以外にも、注入部位の周辺が壊死してしまうケースが
失明はヒアルロン酸注入によって発生する副作用の中でも最大級の問題ですが、それ以外でもやはり血管に詰まってしまう事による周辺細胞の壊死などのリスクがあります。
こうしたリスクの大半は、注入部位や分量を適切に判断し、注入できていれば避ける事が可能ですので、やはり医師選びを慎重に行う事が重要でしょう。
手軽に出来るヒアルロン酸注入もやはり美容整形手術。リスクをしっかりと認識して、安さだけではなく安全性もしっかりと確保しながら取り入れる事が重要です。
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