毛穴パックはどれくらいの頻度で使うべき?
毛穴の汚れを劇的に除去してくれる毛穴パック。汚れが取れるのが快感でつい頻繁にやってしまいがちですが、毛穴パックはいったいどのくらいの頻度で使用するべきなのでしょうか。
毛穴パックの種類別使用頻度
シートタイプの毛穴パック
鼻や頬にシートを貼って剥がし毛穴の汚れを除去するタイプのものです。このタイプの毛穴パックは効果が大きい分、肌にとっての刺激も強いことがいえます。
あまり頻繁に使い過ぎると肌が傷つき、そこから炎症を起こすこともあり得ます。
また、この毛穴パックにはたまに清涼感を与えるためにメンソールが含まれているものもあり、これが原因となって肌にはとても刺激的で肌荒れやかぶれを起こすこともありますので、使用頻度には十分注意が必要でしょう。
このシートタイプの毛穴パックの効果的な使用頻度は1週間から10日に1回の割合です。パックを剥がす時はできるだけ肌の負担にならないようにゆっくりと。そして、使用後の保湿ケアもしっかり行えばこれぐらいの頻度で使用しても問題ないでしょう。
洗い流すタイプの毛穴パック
取れた汚れが見えるわけではありませんが、その汚れの除去効果はシートタイプと同様で高い効果があります。
ただし、その分肌への負担もかかるため洗い流すタイプの毛穴パックも頻繁には使用せず、最低でも5日に1回の割合で使用するのがいいでしょう。
シートタイプのものより肌への刺激は少ないですが、肌に残るとダメージの原因となることもあるのでしっかりと洗い流し、保湿はしっかりと行って開いた毛穴から水分が逃げないようにしっかり毛穴を閉じてください。
食品等を利用した毛穴パック
無添加で肌に優しく効力も高いことから、はちみつやヨーグルトを使った毛穴パックも注目されていますが、食品を使用する場合はどのような頻度で使用すればいいのでしょうか。
使用する食品によって誤差は生じますが、肌に刺激の少ないはちみつパックは毎日行っても問題はありません。ヨーグルトも毎日やってもいいですが、毛穴の汚れが溜まるサイクルとしては3日に1回くらいの頻度が効果的でしょう。
以上がパックの種類ごとの使用頻度の目安ですが、気候や湿度、体調の変化や皮脂の状態で毛穴の汚れの溜まり具合も変化していきます。
その都度の肌の調子をみて使用してください。いくら毛穴の汚れがひどくても、食品のパック以外は毎日使用することは控えるようにしましょう。
毛穴の汚れ・角栓の取りすぎにも注意
肌への負担・ダメージを軽減するためにも毛穴パックの利用はある程度の期間をおいて行った方がいいのですが、別の視点からもあまりやりすぎない方がいい面があります。
というのも、毛穴パックでとることができる毛穴の汚れは大半が皮脂などからできた角栓なのですが、これを取り除くと毛穴から皮脂の分泌が盛んになり、余計に角栓が詰まりやすくなってしまう場合があるためです。
これは、皮脂が基本的には人の肌の保護をする役割をもっているためで、皮脂や角栓を除去してしまうと肌の保護が弱くなってしまうため、分泌が促される事が原因となっています。
このことからも、毛穴パックは適度な期間をあけて「やり過ぎない」程度に行うことが大切だといえます。
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