ミョウバン水で汗・臭いを防止

最近、制汗効果と消臭効果があるとして注目されているミョウバン水。
では、ミョウバン水をどのような方法でデオドラント剤として利用することができるのでしょうか？

ミョウバン水を使った体臭予防

なぜミョウバン水が体臭に効果を発揮するのか

ミョウバンとは食品添加物の一つで、いろいろな食品に含まれています。
とりわけ漬物の色を保つのに使われるため、スーパー等で固形のミョウバンを安価で購入することができます。

このミョウバンを水に溶かすと水溶液は弱酸性になり、殺菌力が高まります。ミョウバン水を臭いの気になるところへ塗布することで臭いのもとである雑菌を殺菌してくれる作用があるのです。

また、ミョウバン水には制汗の効果もあります。ミョウバン水には収斂作用があり、皮膚の角質のもとであるタンパク質を硬くする作用があるため、汗腺がふさがり汗の量を抑えてくれるという説があるのですが、科学的根拠は証明されていません。

ミョウバン水の作り方・使い方

ミョウバン50ｇに対して1.5ℓの水で薄め、冷暗所で2日間程度おいておくだけでミョウバン水は作れます。
ミョウバン水を作る際は、食品用の焼きミョウバンを利用するようにしましょう。（生ミョウバンの場合、ミョウバンが1.5倍ほどの量必要となります）
つくられたミョウバン水は、そのままでは威力が強すぎるため用途に応じて薄めて使用します。
汗や体臭予防のデオドラントとして使うのであれば、20～30倍程度に薄めるといいでしょう。

更に消臭威力を増すためには、水ではなく緑茶でミョウバンを溶かすことです。緑茶に含まれるカテキンには強い殺菌力があるので、ミョウバンの殺菌力をさらに高めてくれます。

身体に直接ミョウバン水を塗布するやり方の他に、お風呂のお湯にミョウバン水を溶かして入浴する方法があります。
薄める前のミョウバン水を50～100mlほどお風呂に入れて入浴することで、全身を殺菌することができ、汗を抑える効果で子供の汗疹やアトピーを改善することができます。
但し、ミョウバン水は酸性ですので浴槽の金具を錆させてしまう恐れがあるので、あまりミョウバンを入れ過ぎないように注意しましょう。

体臭だけじゃない、気になる臭いの脱臭方法

ミョウバンは古くから脱臭剤としても利用されていました。身体に塗布するだけではなく、生活の気になる臭いを改善させるためにも役立てることができます。
例えば、臭いが気になる靴はミョウバン水を湿らせた布や新聞紙を靴の中に入れるだけで脱臭の作用があります。
靴下などの衣類は洗濯のすすぎにミョウバン水を使うことで足の嫌な臭いや、生乾きの匂いを抑えることができます。

ミョウバン水を霧吹きに入れてベッドやカーペット、ソファなどに吹きかけると消臭と殺菌効果があり室内を清潔に保てることができます。

いかがでしたか？
身体や生活の気になる臭いに効果絶大なミョウバン水で、臭いの悩みを解消しませんか？