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永久脱毛は本当に永久的に生えないの?

「永久脱毛」という言葉から想像されるのは、「脱毛が完了したら、一生なんの自己処理をしなくても毛が生えてこなくなる」ではないかと思います。
実際、永久脱毛をするとその通りになるのでしょうか?

永久脱毛の「永久」は確約ではなく定義

実は「永久脱毛」とは、「永久に生えてこなくなる」という意味ではなく、業界で使われている定義にすぎません。

以前の永久脱毛の定義

以前主流だったのは「永久脱毛=脱毛後の部位の毛の再生率が1ヶ月たった段階で2割以下」という定義でした。
2割が多いと思うか少ないと思うかは人それぞれですが、毛の成長サイクルは身体の部位によって違うことを考えると、かなり大まかな定義であることは否めません。
またこれはアメリカの電気脱毛に関する団体が定義したものなので、他の脱毛については当てはめるべきではないとの考え方もあります。

最近の永久脱毛の定義

毛周期に関するデータが揃い、光脱毛がポピュラーになった現在では、上記の定義に代わって「脱毛部位の毛の量が、毛の成長サイクルをこえた時点で明らかに減っている」という定義を使っています。
上記の定義よりさらに曖昧なように思われるかもしれませんが、光脱毛は電気脱毛に比べて歴史が浅く、十分なサンプルがないということも影響してのことです。

脱毛するたびに毛は少なく、生えにくくなってくる

永久脱毛といっても「永久ではない」ということを知って、がっかりされた方もいるかもしれません。
けれども毛の成長周期に合わせて脱毛をしていけば、だんだんと生えてくる毛が少なくなってくるのは確かです。
毛が生えてこなくなった毛穴はだんだんと閉じ、自己処理で傷つけることもなくなるため、肌も徐々にすべすべになります。

毛のサイクルや量は個人差があるので、「◯回通えばお手入れがいらなくなる」とはいえません。ですが平均的には、1ヶ月に1度の施術で1年半〜2年くらい通うと、「自己処理が必要なくなった」と実感する方が多いようです。医院やサロン選び、プラン選びの参考にしてみてください。

一度生えなくなってから再度毛が復活することも

永久脱毛をして一度は生えなくなっても、一定の期間が経過したら再度毛が生えるようになるという場合もあります。
というのも、人の体は常に細胞分裂を繰り返していて、一度細胞を破壊したからといって毛を育てる機能が完全に無くなるわけではなく、新陳代謝の過程で毛を作る細胞が復活する場合があるためです。

これは特に体が作られている途中であったり、新陳代謝が活発な若い頃に脱毛した場合におきやすく、ある程度の年齢になってから脱毛した場合はおきにくいといえます。

ただ、この場合は一気にすべての毛が復活するわけではなく、部分的に復活してしまう場合があるという程度のものがほとんどですので、多くの医院やエステで低価格での処置が可能です。

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