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にきびは何故つぶしてはいけないのか

にきびケアをする上で「絶対につぶしてはいけない」は常識です。
ではどうしてつぶしてはいけないのかということについてはご存知でしょうか?
ここでは、にきびをつぶしてはいけない理由と「本当につぶしてはいけないのか」ということについて解説しています。

にきびをつぶすとにきび跡のリスクが増える

赤く炎症を起こしているにきびや膿がたまって腫れているにきびは、見た目に気になるだけでなく、なんともいえないうっとうしさがあるものです。
だからといって、雑菌のついた爪や指で強い刺激を与えれば、せっかく治ろうとがんばっているにきびの治癒を遅らせることになってしまう上、にきび跡のリスクも増えます。

炎症や膿がみられるということは、にきびの内部で白血球が菌と戦っている状態だ、ということです。
白血球は戦いの最中「活性酸素」という殺菌作用のある物質を出しているのですが、活性酸素は非常に強い働きをするために、周りの肌細胞にまでダメージを与えてしまいます。
そのため、にきびが悪化すればするほど色素沈着やクレーターなど、重症のにきび跡ができる可能性も上がってしまうのです。

適切な方法ならつぶすことも可能

炎症の起きていない白にきびなら皮膚科、もしくは清潔な器具を使って自分で、膿をもったにきびはレーザー治療を行っている皮膚科で、それぞれつぶすことは可能です。

白にきびをつぶして中の固まった皮脂=コメドを出す処置は「面皰圧出」といって本来医療処置ですが、コメドプッシャーというセルフケア用の器具も売られています。
ただし無理に押し出そうとするとせっかく炎症が起きていないにきびをわざわざ悪化させてしまわないとも限りません。
白にきびであっても、基本的には皮膚科でやってもらう処置と考えておいたほうが無難です。

にきびの処置に使われるレーザーの種類は複数あります。
つぶす際に使われることが多いのは炭酸ガスレーザーで、にきびの表面に小さな穴をあけることで中の膿を取り除きます。
レーザーは細菌が付着するなどの心配が無いという点や、出力を調整することで穴の深さなどを調整しやすいという利点があるため、針などを使う方法と比べると安全性が高く、治療後の治りが早いというメリットがあります。

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