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毛を抜くのと剃るの、肌に良いのは?

ムダ毛の自己処理は肌へのダメージが大きい、といわれるものの、全ての人がエステサロンで脱毛できるわけでもありませんし、脱毛中でも急に処理しなければならない場合はあるでしょう。
その時の選択肢として考えられるのが「毛抜で抜く」「カミソリで剃る」の2つの方法。果たして抜くと剃る、どちらが肌には良いのでしょうか。

毛を抜くことによるダメージは見た目以上に大きい

まず、毛を剃る事と抜く事による違いは処理の頻度。処理したあとに再度生えてくるまでの期間の「持ち」でいえば、肌の表面に出ている毛を剃るだけよりは、上手に行えば毛根から引き抜いてしまったほうが、長持ちするといえます。
また、肌に当たってしまうカミソリに比べて、毛抜きでは毛をつまんで抜くだけなので、肌へのダメージも少なくてすむように感じます。

ところが毛を抜くことが肌に与えるダメージは、実は剃った場合よりも大きいといわれています。
その理由として、毛の処理をしている側としては、毛がすぽっと抜けるイメージですが、実際のところは分裂して毛をつくる役目の「毛母細胞」がある根元の部分から、無理矢理毛をひきちぎっているため、細胞へのダメージや負荷はとても大きいのです。
当然毛穴は炎症を起こしやすくなり、場合によっては毛嚢炎という症状になってしまうこともあります。

正しい毛の剃り方で肌へのダメージを最小限に

上記の理由から、実は毛は抜くよりも沿った方が肌への負担は小さいといえるのですが、とはいえ間違った剃り方をしてしまえば、やはり肌にとっては危険です。

毛を剃る時の注意点としては、
・できるだけ毎回新しいカミソリを使い、軽い力で均等に剃れるようにする
・肌に直接カミソリが当たらないよう、シェービング用のクリームや手持ちの乳液などをぬってから剃る。
・電気シェーバーは逆剃り(毛と逆向きに剃る)しても良いが、T字カミソリでは逆剃りは厳禁。毛の生えている方向に沿って剃る。
という事を守るようにしましょう。

毛を沿った後の保護・ケア

また、剃り終わったら保湿と保護のケアをしっかり行い、肌の回復を促します。
ヒリヒリ感があるようなら、タオルに巻いたアイスパック等で冷やしてからケアしましょう。
この際に注意するべき事は、よく処理したあとの毛穴を引き締めようと、収れん効果のあるローションをつけてしまう方がいますが、剃った直後の肌はとても敏感になっていますので、アルコール入りのローションなど刺激の強いものは避けたほうが無難です。
ノンアルコールで肌に刺激の弱い化粧水などを使い、肌へのダメージを最小限に抑えるようにする事が、長期的にみて肌を良い状態に保つために重要です。

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