生理の脱毛への影響・リスク

医療機関やエステなどで行われている医療レーザー脱毛・光脱毛は、基本的にはいつでも実施する事ができるのですが、女性の場合は気を付けなければいけない時期があり、それが生理前の期間です。

生理前は脱毛をしない方が良い

生理前でも脱毛が出来るかどうかという点で言えば、脱毛の原理としては基本的にはどんな時期でも同じように効果を発揮するために可能です。
しかし、しても大丈夫かどうか？　と言う点ではしない方がベストです。

その理由としては、一番に生理前の期間は非常に肌が敏感になっているからという理由があります。

女性は生理前の時期に、黄体ホルモンという女性ホルモンが多く分泌されるようになります。
この黄体ホルモンは子宮を胎児育成に適した状態にしていくための働きをもつホルモンなのですが、身体に対しては様々な不調をもたらしやすくするホルモンでもあり、生理前のイライラもこの黄体ホルモンが影響していると言われています。

黄体ホルモンが多く分泌される生理前の時期は肌が薄くなり、肌荒れもしやすい時期です。
そのため、この時期に脱毛を行うと肌への刺激が強すぎる状態となり、火傷などを起こしやすくなるなどのリスクがあります。

また、紫外線などの刺激にも弱くなるため、シミができやすくなる時期でもあり、ただでさえレーザー脱毛を行った後は紫外線対策を十分に行わなければシミができやすくなるのに、生理前のこの時期に脱毛を行ってしまうとそのリスクもかなり高くなってしまいます。

このことから、生理前の時期は脱毛を行わない方が良いという事が出来ます。

特に、デリケートゾーンなどのただでさえ皮膚が薄い箇所については肌荒れしやすくなりますので、脱毛は避けた方がいいでしょう。
これは出力の低い家庭用の脱毛器などでも同様で、生理前の時期は気を付けでもしようと思えばできますが、避けるべきなのです。

生理中は衛生面の関係で脱毛が出来ない事も

また、デリケートゾーンなどの場合、生理で出血している状態ですと、サロンやクリニックで施術をする事が衛生的に問題が出る場合があるため断られる場合があります。
あまり生理中に積極的にデリケートゾーンの脱毛を受ける方もいないとは思いますが、脱毛をするのであれば出来るだけ生理前から生理中の時期は回避するようにしましょう。

脱毛は時間のかかるものです。
1回すれば完了とはいきません。
何か月や何年と時間がかかる場合も普通にあるので、自分の体調の管理、そしてスパンを把握して脱毛を進めていくのが大切です。
焦らずに自分の身体にもそして周りにも不快感や負の気持ちを持ったり持たせないようにすること、これを心がけることは重要なことなのです。
それを踏まえて綺麗な肌への道を歩んでいきましょう。