花粉症と子供への影響

花粉症が国内において見つかってから４０年余りになりますが、どんどん患者数は増えており、国民病とさえ現在では言われるようになりました。

一般的に花粉症が見つかった頃には、花粉症は小児にはみられないということでした。
しかしながら、現在では、子どもの花粉症というのは多くなっています。
花粉症の患者で３歳児というのも普通になってきました。
幼児で１、２歳の場合でも、鼻水が出たり、目や鼻がかゆかったりなどというような花粉症の症状が現れるようになりました。

花粉症というのは、低年齢化の傾向になっているようです。

乳児でも少ない数でますが、実は花粉症の症状が現れているそうです。
しかしながら、乳児の場合は症状を自分で言えないので、分からない場合も多いそうです。
生まれた後の早い段階に、花粉を多く吸うと花粉症になりやすいのだそうです。
花粉症の症状の有無に関係なく、多く花粉が飛んでいる時期には、できるだけ子供も外に出ることを避けたほうがいいでしょう。
ほとんどの花粉症が現れる子どもは、ダニが原因のアレルギー性鼻炎をそれより前に発症していると考えらえるため、花粉症の対策を行う場合には、ダニ対策も同時に行う必要があるでしょう。

花粉症は喘息・アトピーにも関係

また、花粉症は、気管支喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患とも深い関係を持っています。
アトピー性皮膚炎が花粉症によって悪化したり、喘息を引き起こしたりすると言うことも多くあるため注意することが必要です。

花粉症の子どもの症状を和らげるためには、花粉をまず吸わないことが大切な対策になります。
多くの花粉が飛ぶ時期には窓を閉めたり、掃除をこまめに行ったりするなど、花粉をできるだけ室内に入れないようにしましょう。
花粉というのは、室内に侵入した場合には床に落ちてたまっている場合が多いため、一番効果的なのは床の拭き掃除だそうです。
アレルギー疾患の子どもの場合は、部屋の空気をきれいに維持することが一番大事なことです。