ネギを首に巻くと風邪に効果があるというのは本当?
ネギを首に巻いておくと、風邪に効くなんていうことを耳にします。
これは実は、ネギの香りに由来するものだと言われています。
ネギを首に巻く事の効果
ネギの香りは、白ネギの部分に含まれる「硫化アリル」という成分によって発生しているもので、ネギの独特な香りはこの成分に由来しています。
硫化アリルはネギ以外だとニンニクなどにも多く含まれていて、風邪の予防や滋養強壮に効果を発揮する成分です。
ネギを焼いて首に巻くと、この硫化アリルの含まれた香り成分を吸収する事が出来るため、風邪に効果があるとされているのです。
また、ネギの独特な香りは神経をリラックスさせ、良い睡眠をとるためにも効果があるとされ、これも風邪予防や体力回復に効果を発揮していると言われています。
ネギの栄養からみる風邪・健康への効果
また、ネギは昔から滋養強壮の効果があるとされてきました。咳や痰を沈める効果もあり、体に良い食材なのです。薬膳料理などにもよく使われます。
ネギには大きく分けて二種類、青ネギと白ネギがあります。
青ネギには特にカルシウムやビタミンが多く含まれています。西日本でよく食べられているネギが青ネギです。
青ネギに含まれるビタミンCには風邪を予防する効果があります。
一方白ネギには、前述の通り風邪の予防によいとされる「硫化アリル」が含まれています。
この物質があのネギ独特の匂いの正体で、ほかにニンニクなどにも入っている物質です。
血行をよくして体を温め、肩こりや疲労の蓄積を防いだり、神経を鎮めるなどの働きがあります。
青ネギにもこの物質は含まれていますが、白ネギの方が断然多いです。
ただ、この物質は長いあいだ水にさらしたり、お湯で茹でたりするとすぐに消えてしまうという難点があります。
風邪に良いとされるこの物質を効率的に摂取するのならば生食がよいでしょう。
仮に臭いを飛ばす為に水につけておくとしてもそれはできるだけ短い時間が良いです。
そうでなければせっかくの風邪予防の効果が薄れてしまします。それではもったいない。
例えばあたたかい汁物などの上にきったネギを載せてみるとか、そういった方法で美味しく、かつ風邪を予防しつつ摂取するのが良いと思われます。
寒い冬の季節は、風邪で体を壊しやすいです。年末や年の初めの忙しい時期に体調が悪いと困ります。
それなら、ネギを食べてみればいかがでしょう?
昔から、風邪に良いとされ続けている食材です。
白ネギも青ネギも、とても栄養価の高い食材です。
風邪の予防に限らずとも、食べる価値はあるでしょう。
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