脱毛に副作用のようなリスクはあるの？

脱毛をする場合、デメリットはないかと気にする人も多いのですが、基本的には無いといえます。

しかし、いくつかのケースでは脱毛後に問題が発生するケースがあり、その一つが特に女性に多い脇毛の脱毛の際の問題で、脱毛後に腋臭(わきが)のような状態になることがあります。

ワキの脱毛でわきがに？

脇の部分は、もともと汗をかきやすい部分ですが、通常はその汗を脇毛が吸収することが多く、汗が出ても目立つことは少ないようになっています。
しかし、脇毛の脱毛をしてしまうと吸収するものはありませんから、ブラウスにシミができるほど汗が目立ってしまうことが多いのです。
そして、この衣類に吸着した汗によって細菌などが増殖し、腋臭の状態となってしまうことがあるようです。

ただし、これはあくまでも脱毛によって初めて腋毛が無くなった場合で、わきの脱毛を行う殆どの女性は普段から腋毛の手入れをしている状態ですので、あまりこの問題が発生することはありません。

脱毛による痛みややけどというリスク

他に脱毛のリスクとしてあげられるものは、医療機関で行う脱毛は出力が強い器械を使うことから痛みを伴ったり、やけどの危険性があるということです。
しかし、このような問題については医療機関での脱毛であれば、やけどなどのケアは十分に行えますし、痛みについても麻酔などを使用できるクリニックもありますので、ちゃんとしたクリニックを選べばリスクを回避することが出来ます。

一方、エステサロンなどで実施されている脱毛では医療機関ほど強い出力の機器を使用できないため、効果は弱いのですが痛みややけどのリスクは少ないといえます。
ただし、出力が弱いといっても例えば同じ箇所に何度も当ててしまったり、肌が弱い部分やダメージを受けている部分に脱毛を行ってしまうことで火傷などの問題が発生する事もあり、そういった問題が発生した場合にエステサロンでは医療機関と違って十分なケアを行えないことが多いため、最終的なリスクという意味ではエステサロンのほうが大きいといえるかもしれません。

また、エステサロンでの脱毛は前述のように医療機関と比べて出力が弱いため、脱毛が中々終わらず時間やお金がかかってしまうという問題もあります。

脱毛途中でエステサロンが倒産！？

エステサロンで脱毛を行う際に注意したいのが、脱毛が完了しないままにサロンが倒産してしまい、脱毛を受けることが出来なくなってしまうという事態の発生です。
倒産自体はサロン以外でもよくある事ですし仕方が無いことではあるのですが、脱毛サロンでは「無制限・無期限コース」などの名目で契約を結びお金を支払った後で、中々予約が取れなくなったり十分に脱毛を受けることが出来ないままサロンの運営会社が倒産し、脱毛を受けられなくなったというようなことが何度か発生しています。
こればかりは脱毛だから起きる問題というものでもないのですが、異様に安い価格で長期間にわたるような契約である場合、その会社が本当に大丈夫なのかどうかもしっかりと確認した上で契約を結ぶようにしたほうが、こうした問題を回避できるようになります。

その他には特に目立った脱毛のデメリットはないといえるでしょう。
ただし、大手サロンであれ、医療機関であれ、脱毛の施術に当たってはそれなりの出力の光を肌に照射するので、肌にはダメージがあります。
生理の時は施術をしないというサロンが多いのは、肌荒れを起こしやすい時期だからです。
施術前には、日焼け等で肌にダメージを加えないようにすることが大切です。

こうしたリスクをよく考慮した上で、しっかりとした脱毛クリニック・エステサロンを選ぶことが、脱毛を快適に受けるための一つの重要な要素です。