洗顔は沢山した方が良い?少ないほうが良い?
運動をして汗をかいた場合を除いて、多くても2回くらいが調度良い
スキンケアというと、とにかく洗顔を沢山するべきだという人や、逆に洗顔をするなという人もいますが、基本的にはこういった両極端な考え方ではちゃんとしたスキンケアにはなりません。
洗顔は夜だけ。若しくは、朝と夜の2回程度を限度として行うのがベストだといえます。
まず、洗顔を沢山した場合、人の肌はどうなっていくかというと、肌は身を守るために皮脂を分泌しますが、それがことごとく洗顔によって流されてしまうため、より多くの皮脂を分泌するようになっていきます。
その結果、皮脂の分泌が過剰となり、肌トラブルを起こしやすくなっていきます。
また、人は皮脂によって菌の繁殖などを防いだり、角質層によって紫外線の刺激を防いでいますので、それを頻繁に洗い流してしまうと外部からの刺激を受けやすくなり、肌が悪くなってしまいます。
逆に、洗顔を全くしないとどうなるかというと、皮脂も当然時間とともに酸化したり劣化していきますから、それがずっと肌に残っている事はあまり好ましい事ではありませんし、皮脂をえさにした菌が繁殖し続けることもありえます。
また、清潔感は保たれませんので、臭いを発したり、周囲の目からはあまり好ましく思われなくなるでしょう。
洗顔は基本的に夜の一回で一日の皮脂を洗い流せますし、十分に清潔感を保つ事が出来ますので、運動をして大量に汗をかいたという場合を除いて、夜の一回の洗顔くらいが調度良いのです。
ただ、寝ている間、人の体は結構な量の皮脂を分泌するため、朝おきてから洗顔をしないと気持ち悪いという人も多いです。その場合は洗顔料を使わず、ぬるま湯だけで洗顔を行うような方法を利用すると良いでしょう。
寝ている間に皮脂などを分泌するのは、昼間の刺激に耐えられるよう、人の体がバリアを作成しているものですので、洗顔料などを使って過剰に落としてしまわないようにしたいところです。
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