脱毛する時に麻酔は出来る？

一口に脱毛といっても様々な種類がありますが、近年美容皮膚科や脱毛サロン業界で主流となっているのは光のエネルギーで毛根を処理する「医療レーザー脱毛」や「フラッシュ脱毛」です。毛抜きよりも仕上がりが美しく、脱毛効果も長期にわたって持続するメリットがあります。

しかし肌に直接強力な熱エネルギーを照射するため、敏感な方の場合、熱さや痛みを感じてしまうことがあります。実際、施術の際の痛みが怖くて美容皮膚科や脱毛エステサロンに通えないという方も少なくありません。

皮膚科での脱毛なら麻酔を利用できる

麻酔は医療行為となるためエステサロンでは利用する事ができませんが、皮膚科などの医療機関であれば脱毛の際にも麻酔を使用する事が出来る場合があります。
最近では医療レーザー脱毛を行っているクリニックの多くが脱毛の際に利用可能な麻酔を用意していて、大体は追加料金が必要になるものの、そこまで高くない金額で脱毛部位の麻酔を実施してもらう事ができます。

医療レーザー脱毛で用いられる麻酔

麻酔という言葉を聞くと大きな注射針で薬品を体内に注入される物騒なイメージがわきますが、医療レーザー脱毛用の麻酔の多くは塗布薬です。
麻酔クリームと呼ばれる薬品を塗る事でその部位の感覚が鈍ってほとんど痛みを感じなくなるもので、注射針の跡が残ることはありませんし、拒絶反応の有無を事前に検査するので安全性も十分です。
多少割高になっても敏感肌の方にとって利用する価値の高い素晴らしいサービスといえます。

なお、脱毛用麻酔クリームは2000～5000円程度の価格で通販サイトでも販売されており、その気になれば個人でも購入することができるようです。
自宅で無駄毛の自己処理をする際に大変重宝しますが、体質によっては痛みがほとんど軽減されなかったり、時には肌が炎症するなどの深刻な副作用が現れてしまったりする恐れがあります。
クリームといえど医薬品の一種であることに変わりはなく、勝手な自己判断で使用するとよからぬ副作用をもたらすリスクがあるということも忘れてはいけません。
必ず然るべき医療機関で検査を受けてから使用するようにしてください。