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髪のトラブルの原因「オーバーケア」から脱出する方法

頭がかゆい、髪がベタつく、乾燥する、ボリュームがない等々、髪の悩みはつきないものです。1度トラブルが起きると長引いてしまうということから、何か悩みが発生するたびにシャンプーをかえたり、トリートメントをはじめたりと「プラスのケア」に走りがちという傾向もあります。

けれども本来頭皮は、顔と一続きの部分でありながら顔よりも皮膚は厚く、皮脂分泌も活発な部分。つまり「与えるケア」をしすぎると、オーバーケアになりやすいということ。トラブル解消のためにあれこれやっているヘアケアこそがトラブルの元になっている可能性があるのです。

ここではオーバーケアから脱出し、頭皮と髪の健康を取り戻すための方法を解説します。

髪のツヤやしっとり感はブラッシングで出す

乾燥するからと、1日中洗い流さないトリートメントをつけている人をよくみかけます。ですが、先に触れたように、頭皮はもともとたくさんの皮脂を出しています。ここにさらに油分を与えたら、頭皮に炎症が起きたり、髪がベタついたりするのも当然です。

髪が乾燥するなと思ったら、頭皮の脂分を利用しましょう。方法は「ブラッシング」です。プラスチックのものではなく天然毛、できれば土台や持ち手が木製のものを使って、地肌から毛先まで丁寧にブラッシングしてみてください。

ブラッシングをしすぎると髪が傷むと思っている方もいるかもしれませんが、洗髪後の濡れた状態でなく、しっかり乾かした後の髪の毛なら、キューティクルが自然に閉じているので大丈夫。頭皮の血行がよくなるので、白髪にも効果があります。

髪の傷みは洗いすぎが原因? 洗髪回数を減らして自然な美髪を取り戻す

さて、ブラッシングの効果はツヤと乾燥防止だけではありません。
ペットを飼っている方はご存知だと思いますが、犬や馬のブラッシングをするのは、汚れや虫を取り除いて健康を保つためでもあります。
私たちの髪のブラッシングも同様。ブラッシングだけで頭皮と髪の汚れの大部分は落ちるのです。

これをふまえて、シャンプーを見直してみましょう。ほとんど汚れが落ちているのに、合成界面活性剤の入った強力なシャンプーを使って洗ってしまったら、当然髪は傷つきます。
そして、傷み修復しようとトリートメントをつける、オーバーケアでベタつくのでまた洗う、という悪循環にはまってはいないでしょうか?

今はお湯だけで髪を洗う「湯シャン」も流行中ですが、いきなりシャンプーをやめることには抵抗があるという方も多いでしょう。まずは1日おきにシャンプー使用とお湯だけで洗う日を繰り返すところからはじめてみるのがおすすめです。シャンプー前にもしっかりブラッシングを行えば、シャンプーは少量でも泡立つはず。
洗髪後はどちらの場合も、タオルドライのあと自然乾燥にせず、ドライヤーで乾かすことで、キューティクルが確実に閉じます。

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