自宅でアレルギー症状?ハウスダストアレルギーとは
ハウスダストアレルギーというアレルギーをご存じですか?アレルギーと言えば食べ物や動物の毛、花粉などのイメージがありますが、実はお住まいの環境によってもアレルギーになってしまうことがあるのです。
ではどういう環境でハウスダストアレルギーになるのか、また対処方法はあるのかご紹介していきましょう。
ハウスダストアレルギーとは?
ハウスダストとはその名の通り、室内におけるほ塵やほこりです。
自宅や会社などの室内にアレルギーを引き起こすアレルゲンが混合したほこり、人の髪の毛、繊維のくずやカビ、ダニなどの小さな生物が混合したものが総称でハウスダストと呼ばれます。
アレルゲンが含まれているので、ハウスダストを口や鼻から吸収してしまうとアレルギー反応が出て、くしゃみや鼻水がひどくなってしまうのです。
ほこりっぽいところへ行ったときにくしゃみが出るのと同じ症状が自宅などで出てしまうと言うことなのです。
ハウスダストアレルギーの原因
ハウスダストアレルギーと呼ばれるアレルギーはすべてのハウスダストに関して呼ばれるのかと言うと、実はそうではありません。
ハウスダストアレルギーの原因はチリダニの種類の虫やその糞が細かく分散され、それを吸収し体内に取り入れたときに起こるアレルギー反応をハウスダストアレルギーと呼ぶのです。
なのでハウスダストアレルギーとは言わばダニアレルギーということだっだのです。
しかも、このチリダニの仲間は140種類にもおよび、人間のフケや花粉、カビや植物の繊維などを栄養源に生きており、家に一匹もダニがいません!なんていうことはありません。
ハウスダストアレルギーの原因であるダニを排除するための有効な掃除法
人間がダニから離れることはできません。では少しでもハウスダストアレルギーを軽減するために、またアレルギー反応を起こさないようにするためにはどうすればいいのでしょうか?
ダニを排除するための掃除の方法をご紹介します。
①フローリングはほこりをため込みやすい
フローリングは一見ダニが繁殖しにくい環境で、掃除がしやすいように思うでしょうが、実際は掃除の仕方によってはきれいにダニを排除することができません。
フローリングの掃除のポイントは一つ。ほうきで掃いたり、掃除機だけ掛けるのではなく、水拭きやワイパーを使うのが重要です。
実はダニはほこりとともに宙に舞いやすく、掃除機をかけると排気でほこりが宙に舞い充分に排除することができないのです。
そのため掃除機をかける前に水拭きやワイパーをかけて、まずはほこりを宙に浮かせないのが大切です。
ほうきで掃除する場合は濡れた新聞紙をばら撒き一緒に掃くとほこりを絡め取ってくれます。
②一番繁殖しやすいのは布団
布団やソファ、カーペットはダニにとってより良い温度と湿度を保つのでダニの増殖がとても多い場所です。特に布団は人間の髪の毛やフケも付着するのでダニにとってはとても素晴らしい環境と言えます。
布団のダニは天日干しにするのが一番です。布団を乾燥させることでダニの発育を遅らせることができます。
また、布団を干しても叩かないようにしましょう。叩くとさらにダニの糞や死骸が細かくなり取りにくくなってしまいますので叩かず表面を払うようにしましょう。
ハウスダストアレルギーを防ぐ方法、いかがでしたか?
ダニを完全に排除するのは難しいですが、掃除をせずにダニが繁殖してより多くのダニに身体がさらされると、身体はアレルゲンとして排除していく方向に動きます。
そしてアレルギー反応が起こらないためにも、普段からこまめに掃除してダニをすくなくしておきたいですね。
特にペットを飼われている方はペットの毛もダニの好物なのでこまめに掃除したいところです。
小さい子供のいる家庭も、子供は免疫力が低くすぐにアレルギーを発症してしまうことが多いので、ダニには充分に気を付けましょう。
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