腰痛、肩こりの原因「スパズム」と解決策について
腰痛が原因で仕事が行えない。肩こりがひどいため、眼精疲労、頭痛の症状が出てしまい、仕事が行えないなど、腰痛や肩こりは日本人の多くのひとが悩んでいる事で、実際に日本の社会問題にもなっています。
腰痛・肩こりの原因「スパズム疼痛サイクル」
腰痛や肩こりの原因の多くは「筋の硬さ」にあります。(病気などでの既往歴がない方の場合)
実際に痛みが生じている個所を触ってみてください。硬いと思います。
なぜ、筋肉が硬くなると痛みが出現するのかというと、これは一説によると同じ姿勢や過度に筋肉を使用する事により、筋肉が収縮された状態を保とうとして緊張状態となり、筋肉が硬くなり、持続的な収縮を起こす状態が発生。
そして、筋肉が持続的に収縮すると血中から発痛物質(サブスタンスP)という物質が出てきて、その発痛物質のために、また筋肉が収縮し、硬くなるという現象が生じる事が原因だと言われています。
簡単にまとめると
1、筋肉使う(同じ姿勢や負荷の強い内容)
2、血中から発痛物資出現
3、発痛物質により刺激を受け、筋肉が再度過剰収縮
4、筋肉が硬くなる
→2・3の繰り返し…
となります。このことを「スパズム疼痛サイクル」ともいいます。
腰痛に関しては、身体の中枢部分であり体を動かすときは必ず使用する場所です。さらに、腰周りは骨による支えが、腰椎しか存在しません。他は筋肉が支えとならなければならないです。そのため、筋肉に過不可がかかりやすいです。また、インナーマッスルが弱い方は、なお腰痛になりやすい傾向といえます。(深部に支えがないため)
肩こり関しては、デスクワークや手作業が多い方が多いです。肩こりの原因も基本的にスパズム疼痛サイクルと考えていいと思います。
腰痛・肩こりを改善するために
では、改善点についてです。腰痛に関しては、アウターマッスルが過剰に働いている場合がほとんどです。そのため、アウターマッスルを緩めることから始めます。
方法としては、お風呂や温かいところで腰を温め、筋肉をリラックス状態にします。
その後、インナーマッスルを鍛えることで体の深部の安定性を提供し、アウターマッスルの負担を少なくします。インナーマッスルは、腹式呼吸で鍛えられます。呼気(吐き出す勢い)を吸気(吸い込む勢い)の5倍で力強く3分程度行ってください。腰の影響が変化していきます。
肩こりに関しては、首の筋肉が硬いところ「コリコリ」している個所があると思います。それは「スパズム」です。
その部分に持続的に自分の指で指圧します。痛みが出ない程度に「じわ~」という感じです。これを繰り返していくことで肩こりも改善していくと思います。
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