頭 ( 脳 ) の疲労とこり
毎日ストレスを受ける環境にいると、気付かないうちに、脳に疲労をため込みがちになります。
また、1つの事だけに集中しようとすると、脳内の同じ細胞を使い続ける事となり、かえって頭が疲れ、集中しづらくなります。
その結果、思考がニブクなったり、考える事に持久力が無くなり、仕事や家事の作業効率が下がったり、人との会話で、話そうと思った事を忘れてしまったりします。
頭が疲労してくると、反応が鈍くなる以外にも、思考が堂々巡りして、新しい考えが浮かびにくくなりします。
しかも、気力も低下し、本人の意思や努力では解決しづらくなります。
これらは、脳に疲労が蓄積してきた時に現れる自覚症状です。
頭の疲れと後頭部・首のコリ
頭が疲れを感じた時に、後頭部や首周囲に、筋肉のツッパリ感やコリなどの違和感を感じる事が、よくあります。
これは、首や肩周り付近で、血流障害を引き起こしているからです。
昔から、『首の上半分は、脳の下側の延長』と言われてます。
これは、首と脳との、密接な関係を表しています。
脳の重量は、身体全体の5%にすぎませんが、使用される酸素量は身体全体の20%も占めています。
その為、脳への血流が不足すると、脳の機能が十分に発揮されなくなったり、障害が現れ易くなります。
身体の中でも、脳は、特に、酸素を必要とする器官となっています。
脳に血液が流れる為には、必ず首を通らなければなりません。
しかし、首や肩の筋肉硬直や、疲労によって血管が細くなと、脳への血流が滞ります。
後頭部・首のコリを改善するツボ
東洋医学では、首の後ろ側には、「天柱」や「風池」と呼ばれる、頭や首の働きを支えるツボがあるとされています。
実は、この「天柱」や「風池」のツボの下側には、脳に血液や酸素を供給している「椎骨動脈(ついこつどうみゃく)」が走行しています。
この為、「天柱」や「風池」と呼ばれるツボの下側の椎骨動脈の血管が、首周囲の筋緊張から圧追されると、血液の流れが悪化し、酸素不足が生じ、脳が疲れ易くなります。
自覚症状として、首の後ろ側の「天柱」や「風池」付近の筋肉に、圧痛を感じるようになると、脳の働きが悪くなっているとされてます。
首や肩などが、締めつけるように感じている場合は、既に酸素や栄養が不足し、脳が疲労している可能性があります。
首から脳に流れる血流の低下によって、脳が必要とされる酸素や栄養が不足してきます。
頭の疲労の解消やストレスの緩和には、首周囲の緊張解消が効果的です。
頭部への血流を改善し、脳に不足している酸素や栄養が解消されるようになります。
東洋医学では、後頚部にツボ刺激を行い、首周辺の血行を促進させて、頭部の疲れの解消を行ってます。
マッサージの基本的な効果は、身体に対して外から力を加える事によって、血液やリンパ液の流れを促進し、疲労の回復を早める作用です。
また、筋肉に適度な揉みほぐす刺激は、過度な緊張を解く効果もあります。
頭の疲労回復にも、同じような作用があります。
特に、首や肩がコリ易い方は、脳に行く血液の循環が悪くなり、脳の酸素や栄養も不足しがちです。
仕事が続き頭が疲れてきた時には、疲労回復に効果のあるツボを有効に利用して、頭に流れる血行を改善して下さい。
著者紹介
PR http://nqf32971.cocolog-nifty.com/blog/
当院では、マッサージ治療で身体のこりや疲労を取り除き、心身のリラックスを図れるようにしています。
マッサージの施術時間は、最短15分から受け付けてます。 詳しくは、≪治療内容と費用≫ を、ご覧ください。
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