夏の日焼けによる肌ダメージから回復するために
夏に海や山でたっぷり遊んだ後、気になるのが日焼け後のスキンケア。
将来シミなどを造らないためにも、夏に受けた紫外線ダメージは早めにしっかりケアしておきましょう。
肌ダメージのリセットは体内から
肌が紫外線によって受けたダメージをリセットするためには、何よりも体内からのケアが必要です。
基本的に日焼けはヤケド状態と同じですので、肌は早く新しい皮膚を作ろうとして代謝を行っています。この時、皮膚を作るために十分な栄養が体内に無いと、ターンオーバーが正常に行えずにダメージが蓄積されていく事になってしまいます。
肌のターンオーバーに重要となるのは以下の栄養素です。
タンパク質
まず何と言っても欠かせないのが十分な量のタンパク質。タンパク質は皮膚を作るための主要な栄養ですので、肉や魚、場合によってはプロテインなどを活用して摂取しましょう。
ビタミンB群
細胞の代謝、ターンオーバーに大きく影響するのがビタミンB群。特に、ビタミンB2は美容ビタミンともよばれ、肌や粘膜に大きく関わるため積極的に摂取しましょう。
ビタミンC
ビタミンCは代謝に関わるというよりも、肌の活性酸素除去やメラニン生成などを抑える部分に重要な役割を果たします。
ビタミンCを十分に摂取する事で、シミなどが発生する可能性を下げる事ができます。
また、ビタミンCと一緒にビタミンEも摂取すると、その効果はより強力に発揮できます。
夏が終わっても紫外線対策はしっかりと
日焼けによってダメージを受けた肌は、水分などが減りより外部からの刺激に敏感になっています。そのため、日差しが弱まってきたからといって紫外線対策を怠ると、紫外線によるダメージを予想以上に受けてシミなどができやすくなってしまう事があります。
夏の強い日差しが和らいでくると紫外線に対する意識も弱まりガチですが、日焼けによるダメージの残る秋こそ、紫外線対策をしっかりと行っておく必要があります。
ただし、秋に使用するUVケア商品はあまり強力である必要はないので、肌への負担にならないようSPFやPAがそこまで高くないものを選んだ方がいいでしょう。
ピーリングなどの肌へ負担になる事はなるべく避ける
ピーリングなど、肌のターンオーバーを促して肌を綺麗にする治療は、夏の紫外線ダメージが残る肌には刺激が強く、逆効果となる場合があります。
弱った部分を剥がす事でいっきにリセットできるように感じますが、よりダメージを受けやすく、将来的にシミなどに繋がりやすい状態となる場合がありますので、なるべく避けるようにしましょう。
この時期のスキンケアは、出来るだけ肌を守って体内からのリセットを心がける事が、綺麗な肌になる秘訣ではないでしょうか。
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