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花粉症とは?

花粉症とは?

日本人の約4人に1人が発症しているといわれている花粉症。環境的な問題などが原因となり、年々発症する人は増加しているといわれていますが、そもそも花粉症とはいったいどんな病気なのでしょうか?

花粉症の症状

花粉症は、アレルギー性鼻炎の一種で、花粉の飛ぶ季節だけ症状が発生するため、季節性アレルギー性鼻炎に分類されます。

アレルギー性鼻炎とは、ホコリ(ハウスダスト)やダニなどの物質がアレルゲン(アレルギー反応を起こす原因)となり、主にくしゃみや鼻水などの症状や、目や口の中のかゆみ、腫れなどの症状を起こすもので、花粉症の場合は花粉がアレルゲンとなります。

アレルギー性鼻炎が何故発症するか

人の体は本来花粉やハウスダストなどの物質がある程度入ってきても特に体に負担がかかるものではないため、侵入してきても特に何かの症状が起きるわけではありません。
しかし、大量に花粉が吸い込まれるような状況下になったり、体力の低下などによって免疫力が低下している状態におかれるようになると、花粉が危険なもの・外敵だと判断されるようになり、花粉を排除しようという仕組みが働くようになります。
一度体がアレルゲン反応を起こすようになると、その後は継続して花粉などをアレルゲン物質として認識するようになるため、症状が継続する状態となります。

アレルギー性鼻炎はウイルスによる病気などとは違い、人の体が持っていなくてはならない免疫反応が原因であるため、簡単に治療を行う事が出来ないのです。

花粉症の原因となる植物

花粉症の原因については、日本においては約60種類以上の植物があるといわれています。
その中でも、特に原因となりやすいのはスギ、ヒノキとブタクサで、スギやヒノキは春、ブタクサは秋の花粉症の原因として知られています。

また、そもそも日本においては花粉症は存在しておらず、花粉症の発症が始まったのは1960年代あたりだといわれています。
この時期に発症が始まった原因として、戦後にスギやヒノキが建築材として大量に植樹された事や、進駐軍によって持ち込まれたブタクサがその強い繁殖力で増加した事が挙げられ、そのため花粉症は公害の一種だといわれる事もあります。

花粉症の原因である植物が少ない地域では当然花粉症になる率も低く、特に日本で多いスギ花粉症は、ヨーロッパなどの地域や日本国内では北海道地域などの寒冷地においてはあまり存在しません。

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