レーザーによる刺青・タトゥーの除去方法
刺青やタトゥーを除去する方法としては皮膚を切除する方法とレーザーによって薄くしていく方法があります。
レーザーによる方法の効果や、注意点などをご紹介します。
なぜレーザーで刺青やタトゥーが薄くなるのか
刺青やタトゥーの除去には、レーザー脱毛など美容医療分野でよく利用されるレーザーを利用します。このレーザーは黒や黒に近い青などの色に反応して熱を発生させる特徴があります。
刺青やタトゥーの除去では、このレーザーの特徴を利用して
・黒や青い色の色素を破壊し、色を薄くする
・刺青やタトゥーのある部分の細胞を変質させ、体外に排出されるようにする
という2つのアプローチを行う事で刺青やタトゥーの除去を可能にします。
そのため、レーザーによる方法では黒や黒に近い青色意外の刺青・タトゥーを除去する事が出来ず、その他の色については皮膚切除などの方法をとる必要があります。
レーザーを刺青やタトゥーにあてた後の経過
実際に刺青やタトゥーに対してレーザーを当てると、レーザーが黒い色素に反応して熱を発生し、周囲の細胞が破壊されます。この影響により、レーザーを当てた部分は表面が白くなり、少し腫れて周囲が赤くなります。レーザーの出力が強い場合、照射部位に出血がおきる場合もあります。
レーザー照射により色素が破壊されるため、刺青やタトゥーが少し薄くなる効果はすぐに表れます。
照射から約1週間程度の期間が経過すると、照射部位がかさぶたとなります。
かさぶたは傷ついた部分を保護するために出来るものですので、これをはがすと刺青やタトゥーが薄くなるというものではありません。
レーザー照射によって破壊された細胞は、体の部位にもよりますが約3ヶ月ほどで肌のターンオーバーや体内吸収により排出されていきます。
1度の照射で完全に刺青やタトゥーを除去する事は難しいですが、3ヶ月おき程度で何度か照射を繰り返す事で、徐々に薄くしていき、除去する事が出来ます。
レーザーによる除去でのリスク
刺青やタトゥーをレーザーで除去使用とした場合、照射部位の細胞変質がおこるため、体質によってはケロイドや、ケロイドまではいかなくても肥厚性瘢痕というケロイド一歩手前の状態になってしまう場合があります。
この問題を避けるためにも、レーザーによる刺青やタトゥーの除去は、状態をみながらどのくらいの強さでレーザーをあてるか適切に判断できる医師を選ぶ必要があります。
また、レーザーによる除去は刺青やタトゥーの状態によっては完全に除去できない場合があるというのも一つのリスクです。
完全に除去できない場合、残ってしまった部分は切除などの方法により対処する必要が出てきますので、場合によっては費用が多くかかってしまう結果となります。
レーザーで完全に除去できるものかどうかは熟練の医師でもなかなか判断が難しい部分でもあるため、リスク面を考えて切除による方法とどちらを選択するか十分に考える必要があります。
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