ダイエットの停滞期について

ダイエット開始からある程度減量した所で、体重が減少しにくくなることを停滞期といいます。

停滞期とホメオスタシス

人の体には、健康状態を損なわないために、体を一定の状態に保つホメオスタシス(恒常性)の維持という機能があります。
このホメオスタシスの維持により、環境や状況の変化に対応して生きていく事が出来るのですが、ダイエットにおいてはこれがマイナスに働く事もあります。

簡単に言えば、体重を減らしていくと体が危険を感じて、体重を維持するために代謝を低下させたり、食料からのカロリー摂取を最大限化してしまい、体重が中々減らなくなるのです。

特に、短期間で急激にダイエットを行った場合などで発生しやすく、この停滞期の時期にダイエットを諦めると、体重を戻そうと体が働いている分リバウンドしやすくなってしまうというリスクがあります。

停滞期は体が体重が減少した状態に慣れてきて、危険信号が解除されることで解消されます。
しかし、ダイエットをしても体重が減らないという状態はストレスにもなりやすいため、停滞期を起こさないためになるべくゆっくりと、1月に1キロを目安くらいのスピードで減量をしていく方が好ましいでしょう。

停滞期ではなく、減量限界の場合

体重がある程度減っていくと、同じ方法でダイエットをしていてもまったく減量できなくなるポイントがあります。
原因として、減量によって脂肪などが減ると、そもそもの消費カロリーが減少するので、同じ手法でダイエットを続けていても摂取カロリーとの差が出にくくなり、体重が維持される状態になるのです。

実際にダイエットを行っている本人からすると停滞期のような感覚になるのですが、そうではなくて同じ方法でのダイエットの限界というケースなので、この場合は更なる運動や食事制限などが必要となります。

停滞期なのか、そうでないのかを判断するためにも、定期的に自分の基礎代謝などを見直していく必要があります。