ダイエット・痩せるための基礎知識
ダイエットにのめり込むほど、なぜか頭から消えてしまう。そんな当たり前・基本的な事について。
ダイエットは消費と摂取カロリーのバランス
ダイエットの最も基本的な事は、痩せるためには消費カロリーが摂取カロリーを上回る必要があるという事です。
ついつい楽をして痩せたいという考えから「食べて痩せる」という内容やエステで痩せるような手法に頼りたくなりますが、こういった方法を利用する際でも脂肪を落とすためにはやはり消費>摂取の基本を守る必要があります。
この基本を無視して行えるものは、直接脂肪を取り除く脂肪吸引などの医療的手法や、むくみなどの解消によるスリミングなどであり、痩せるというよりは体形を変えるものとなります。
ダイエットの目的は体重か体形か
ダイエットを始める時、目標として掲げられる事が多いのは「体重を○キロ減らす」というものではないでしょうか。
しかし、いざダイエットを開始してみると体重は減ったものの、体形が理想的な状態にならない事も多いのが事実。
これは、体重が落ちる=脂肪が落ちるでは無いためにおきてしまう事です。
特に食事量を減らしてダイエットを行う場合、体は不足する栄養素を体の内部から得ようとします。
この際、脂肪だけが分解されて利用されるならいいのですが、脂肪のだけでは必要な栄養素が不足する場合、筋肉も分解されて栄養素として使われてしまいます。
その結果、脂肪より筋肉の方が重量はあるため、結果として体重は減少するのですが、脂肪の量は理想よりも減らず、逆に筋肉が弱まるためにたるみなどが発生して体形としては理想から離れてしまったり、代謝量(消費カロリー)が減少するためリバウンドしやすくなってしまうのです。
体重を目標に無理なダイエットを行うと、「理想的な体形にはもっと痩せなければ!」という心理状態になり、結果として健康的な状態からは離れていってしまう場合が多いので、目標を立てる際は体重ではなく「ウエストを○センチ減らす」というような、体形を目標に設定して方法を考えるといいでしょう。
脂肪を1キロ減らすために必要な消費カロリー
ダイエットは一日の摂取カロリーを上回る消費カロリーが必要となりますが、脂肪を1キロ減らすための消費カロリーをご存知でしょうか。
脂肪は20%の水分と80%の脂肪分か構成され、脂肪分は1gあたり9キロカロリーのエネルギーです。
このことから、脂肪1キロは800gの脂肪分ですので、脂肪1キロあたりのカロリーは7200キロカロリーとなります。
つまり、脂肪を1キロ減らすためには、7200キロカロリーのエネルギーを消費しなくてはなりません。
ご飯1杯が約200キロカロリーとすると、約36杯分。
ジョギングのような軽い運動で、30分間に約300キロカロリー消費となるので、およそ12時間分。
これが多いと感じるか少ないと感じるかは人それぞれではありますが、1キロの減量でこのくらいの変化が必要となりますので「一月で5キロ減らす」とか「3日で1キロ」などの目標を立てると、体に大きな負担をかけてしまいやすくなります。
ダイエットは急激に行うものではなく、日々少しずつの積み重ねが大切となりますので、余裕を持った目標を立て、必要な消費カロリーを計算し、ゆっくりと着実に行っていく事が、体にとっても精神的にも最適ではないでしょうか。
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