医療脱毛と、エステや家庭用脱毛機による脱毛
医療機関で行われている脱毛と、エステや家庭用脱毛機で行われる脱毛は、価格だけみると医療機関の方が高く感じますが、実際どのくらいの差があるのでしょうか。
出力の違いによる差
医療機関とエステや家庭用脱毛機での脱毛の差は、主に機械が出せる出力の差です。
日本では、法律によって「人体に影響を与えられる」程度の施術などは医療機関など国から認可を受けた施設でしか行えない事が定められているため、医療脱毛のように細胞を破壊できるような強い出力での施術は、エステや家庭用の脱毛機器では行う事が出来ません。
出力の差によってどのような変化が現れるかというと、まず照射するレーザーが到達できる深さが変わってきます。
通常、レーザーによる脱毛は肌の表面から、肌の奥にある毛根に向かってレーザーのエネルギーを照射し、毛根部分にダメージを与える事で脱毛効果を得るものですが、出力が弱いと毛根部分までレーザーのエネルギーが到達できず、脱毛を行う事が出来ません。
その例が顕著に現れるのが、男性のひげなど。男性のひげは、毛根がかなり深い部分にあるため、出力の弱いレーザーで施術を行っても、脱毛効果を得る事がかなり難しいといわれています。
医療レーザー脱毛と光脱毛
また、そもそも医療機関で脱毛に利用される「医療レーザー」と、エステサロンなどで利用される「光脱毛機器」では、照射する内容に差があります。
通常「光」とは、色々な波長をもつ光線(電磁波)が組み合わさったもので、たとえば太陽の光であれば赤外線や紫外線など、様々な性質を持った光線が組み合わさっています。
レーザーとは、この色々な波長の光線の中から特定のものだけを出せるようにしたもので、たとえば医療レーザー脱毛であれば毛の黒さ(メラニン)に反応するものだけを集中して利用するため、肌に負担をかける事なく効果的に脱毛を行う事が出来ます。
一方、光脱毛の場合はレーザーと異なり一つの種類の波長だけではなく、脱毛に効果が無い波長も混ざってしまっているため、多少なりとも肌に負担がかかってしまう事となります。
そのため、そもそも医療レーザー脱毛のように高い出力で照射をしてしまうと肌に対するダメージも大きくなってしまう事もあって低い出力で照射をするしかなく、十分な脱毛効果を得にくいという面もあります。
保障・ケアの差
医療機関とそれ以外でのもう一つの差が、ケアの差です。
脱毛は肌にレーザー照射を行い、細胞にダメージを与える施術ですので、トラブルが少ないとはいってもヤケドやどのトラブルが発生するケースは多々あります。
その場合、医療機関であれば薬の処方などが行えるため対処がやりやすくても、エステなどでは適切な対処を行う事が行いにくいのが実情です。
こうしたケアの差なども考慮した上で、脱毛を受ける場所を選択するといいでしょう。
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