永久脱毛の仕組み

医療機関で行える永久脱毛が、どのようにして行われるのか、その仕組みを紹介します。

永久脱毛の原理

永久脱毛と言える脱毛には電気脱毛とレーザー脱毛の2種類がありますが、両方とも脱毛を行う原理としては同じものです。

永久脱毛を行うためには、毛を成長させる大本の組織「毛根」部分の活動を停止させる必要があります。

具体的には、毛根部分にある毛母細胞という細胞が毛を作り出している細胞なのですが、この細胞を破壊して、毛が成長しなくなる状態を作れば永久脱毛が実現できるという事になります。

レーザーによる永久脱毛

永久脱毛に利用されるレーザーは、黒い色にあたると反応を起こして、熱を発する性質があります。

このレーザーの性質を利用する事で、黒い毛にレーザーを照射し、毛に熱を持たせる事で毛母細胞を破壊する方法がレーザー脱毛です。
毛が伸びていると熱を持った毛が肌に触れてやけどをおこしたりするため、通常毛を剃ってから行います。

レーザーが黒い色と反応するため、黒くない毛を脱毛する事が出来ないという難点や、シミなどがあったり肌が黒いと、肌の組織を傷つけてしまうためレーザーの照射が出来ないなどの難点があります。

電気によるレーザー脱毛

毛穴に細い電極を差し込み、毛と毛母細胞に電流を流して、直接毛母細胞を破壊する方法が電気脱毛です。

毛穴を目視で確認して電極を挿入していくため、毛は伸ばしておく必要があります。

また、毛穴一つ一つに電極を差し込んでいくため、時間や肉体的な負担はレーザーよりも大きくなります。