毛とホルモンの関係
髪の毛や手足の毛など、毛の濃さや生え方にはホルモンが深く影響しています。
性毛と無性毛
毛の種類を分ける一つの要素が、性毛と無性毛です。
性毛とは、思春期の時期に男性ホルモンの影響を受けて生える濃くなる毛の事で、髭や胸毛、ワキ毛、陰毛、スネ毛の事を指します。
一方、性毛以外の髪の毛や眉毛などの男性ホルモンによる影響が無いものを無性毛といいます。
成長ホルモンと毛
赤ちゃんに生えているような細かくて柔らかい毛の事を軟毛といい、髪の毛のように太くてかたい毛の事を硬毛と言います。
軟毛はメラニンも少ないため、色も薄いです。
赤ちゃんの毛は基本的に軟毛で、思春期の頃に成長ホルモンの影響などにより毛が太く濃くなり、一部の毛が硬毛となっていきます。
ホルモン受容体
毛を育成する毛乳頭には、脳などから作られたホルモンを受け取るためのホルモン受容体という部分があります。
毛の太さや抜け毛などがホルモンの影響によるものだというと、ホルモンの分泌量によって毛の質が変わりそうですが、実はそうではなく、このホルモン受容体が活発な状態かどうかも強く影響してきます。
ホルモンの分泌が同じ人でも、受容体が活発な状態の人とそうでない人であれば、受容体が活発な人の方がホルモンの影響を強く受けるため、例えば男性ホルモンの受容体が活発であると、毛が濃くなったりしやすくなります。
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