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毛周期(ヘアサイクル)について

毛は、どこまでも成長を続けていくわけではなく、一定の周期で成長したり、抜けたりを繰り返しています。
この毛の成長の周期を、毛周期といいます。

毛の成長期

成長期と呼ばれる期間は、毛が毛乳頭から生え始め、毛母細胞から新しい細胞が作られて、毛が成長して(伸びて)いきます。

成長期の期間は体の部位毎に異なり、髪の毛では3~5年。ワキは3~5か月となっています。

毛を全く切らないで放置しておいてもある程度の長さまでしかならないのは、この成長期が限られているためで、成長期が短いまつげや眉毛などは数ミリ。成長期が長い髪の毛でも足元くらいまでしか伸びません。

成長期の期間は様々な要因によって変化します。例えば女性は男性よりも毛の成長期が長くなりますが、これは女性ホルモンが毛の成長期を維持する働きを持っているためです。

毛の退行期

毛の成長期が終わると、退行期に入ります。
退行期では、毛乳頭での細胞分裂が徐々に減少し、毛の成長が止まっていきます。

毛母細胞が毛乳頭から徐々に離れていき、毛は徐々に皮膚の表面側に押しやられていく形となります。

退行期は2~4週間程度です。

毛の休止期

退行期の後、毛は完全に毛乳頭と切り離されて成長を停止し、休止期と呼ばれる状態に入ります。

休止期の時期は毛乳頭が球のようになって皮膚の中で休止状態となり、休止期が終わると再び活動を再開し、毛を作り始めます。

休止期の長さは成長期同様、部位によって異なりますが、頭髪で3~4か月。ワキで3か月程度と、なります。

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