弱酸性が肌にいいのはナゼ?
テレビのコマーシャルや雑誌などで、「弱酸性だから肌に良い」と紹介されている商品がありますが、何故弱酸性は肌にいいのでしょうか。
弱酸性は、肌を守るバリア
肌は、人の体の中でも最も外部からの影響を受けやすい場所。
人の体はその殆どが肌・皮膚によって覆われていて、細菌などの進入を防いでいます。
その肌を守るためのバリア機能の一つが、弱酸性なのです。
黄色ブドウ球菌など、人の体に害を及ぼす菌の多くは酸性に弱く、酸性状態の場所では繁殖する事が出来ません。
肌は、弱酸性を保つ事で、人体に悪影響を及ぼすものを防いでいるのです。
では、なぜ弱酸性の状態が保たれるのか?
その理由は、皮脂と汗にあります。
皮脂や汗というと、一般的にはあまり良いイメージをもたれにくいのですが、これらが肌に膜を作るおかげで、肌が弱酸性に保たれます。
そのため、皮脂や汗を過剰に取り除きすぎると、肌の弱酸性を保つ事が難しくなり、肌トラブルを引き起こす原因にもなります。
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