にきび治療法「面皰圧出」

保険適応のにきび治療法として認められている面皰圧出の紹介です。

皮脂を取り除き、にきびを解消する

面皰圧出はにきびの外科的処置として、数少ない保険適応が認められている治療方法です。

面皰圧出には面皰圧子という器具が用いられます。
面皰圧子は薬局などで購入することも可能ですので、家で鏡を見ながら自分自身で行う事も可能ですが、にきびの状態によっては症状が悪化したり、アフターケアをしっかり行う必要があるため、出来れば皮膚科などの専門医を利用した方がいいでしょう。

面皰圧子は穴の開いた小さなスプーンのような器具で、この穴の部分が毛穴に重なるようにして被せて利用します。
毛穴部分と面皰圧子の穴の部分を重ねてゆっくりと押すと、貯まった皮脂が押し出され、排出されます。
排出された皮脂をピンセットなどで取り除き、その後消毒などのケアをして面皰圧出は完了です。

皮脂を取り除くため効果がはっきりと出る利点はありますが、肌質を改善するものではないため、にきびの再発防止にはあまり効果がありません。

面皰圧子はしっかりとした殺菌・消毒を

面皰圧出を行う際に気を付けなければならないのが、面皰圧子などに菌が付着・増加しないよう、消毒や洗浄をしっかりと行う事です。
面皰圧子は肌に押し付けて使用するため、菌が付着した状態で使用すると毛穴などから菌が入り込み、よけいに肌トラブルに発展してしまう場合があります。
面皰圧子を使用した後は必ずよく洗い流し、可能であれば熱湯などで消毒を行うようにしましょう。