UV(紫外線)には、A波・B波・C波がある

日焼けなどの原因として知られる紫外線ですが、紫外線と一口に言っても、いくつかの種類があります。

一番人体に影響が強いのはA波

A波は、紫外線の中でも長波紫外線といわれ、皮膚の真皮にまで到達しやすく、シミやシワを作る原因となるものです。
A波は雲などによって減少しにくいために曇りの日でも地上に到達する量があまり変わらず、また反射する性質を持っているため、日傘などで上から降ってくるものを防いでも、壁や地面を反射して肌に照射される事があります。

エネルギーが強いが、防ぎやすいのがB波

B派はエネルギーの強さとしてはA波より強いのですが、物質を通過する力が弱いため、人体に対する影響では真皮まで達する事は無く、表皮に対して強い影響を持ちます。
日焼けをしたりするのはこのB波に抵抗するための機能で、日焼け止めもこのB波をどの程度防げるかを中心に考えられています（SPFの値はこのB波に対する効力を示す）。

B波は物質を通過する力が弱いため、窓をはさむだけでもかなり減少します。

C波は地上にはほぼ降らない

C派は通常オゾン層を通過することが出来ないため、地上に到達する事はありません。
しかし、殺菌作用や細胞破壊の作用は最も強く、オゾン層の破壊などにより地上に到達することがあれば、生物が生きていく事は出来ない環境になるといわれています。