活性酸素っていったい何？

活性酸素って言葉だけきくと身体によさそうな気もするけど、活性酸素っていったい何なのでしょうか

活性酸素とは、酸素が、他の物質とくっつきやすくなった状態

「活性」という言葉だけだと、なんとなく「元気」とか「活発」というようなイメージになりますが、化学的には、活性＝他の物質との結びつきが発生しやすい状態の事をいいます。

活性という言葉が使われているものとしては、他に界面活性剤などがあり、これは界面(物質の表面)が、他の物質とくっつきやすくなるものという意味であり、例えば水と油がくっつくようにするものの事です。

活性状態になった酸素は、身体の中で糖質(食事で得た栄養)と結びつき、細胞を活動させるためのエネルギーを作り出します。
つまり、活性酸素は身体にとって必要不可欠なものであり、これが無いと全ての生き物は活動することが出来なくなります。

しかし、活性酸素は全てがこのエネルギー生成で使いきられるわけではなく、余った分が細胞にくっつき、酸化(損傷)させてしまう場合があります。
酸化とは、鉄などの金属がサビつくのと同じ事で、組織を破壊して機能を低下させる事をいいます。

この「酸化」を防ぐため、細胞には強力な効酸化作用を持つ機能が存在していますが、それでも防ぎ切れない細胞の酸化によって、様々な問題が発生するといわれています。