有効成分の体内からと体外からの吸収率の違いって?
基本的に、人が吸収できるのは体の内側からのみ
よく「年齢と共に失われるものを補給する」というような文言で、コラーゲンやヒアルロン酸などが配合された化粧品が売られたりしていますが、実は、人は体の外側から成分を吸収したりは殆ど出来ません。
というのも、そもそも何とかして外部から体を守ろうとして作られているのが肌(皮膚)ですので、基本的にはその肌を通り抜けて体に吸収されるようなものは出来ないのです。
むしろ、そんなものがあったら人は外部の刺激から体を守れなくなり、様々なトラブルが続発してしまいます。
だから、基本的には人は体の外側から有効成分などを吸収する事はなく、肌表面に水分を補給するのが精一杯となります。
ただ、その中でもビタミンC誘導体など、出来るだけ肌の奥まで浸透するような物質は存在し、シミ(メラニン)を消す程度の、肌そのもののトラブル解消くらいであれば、有効な場合もあります。
スポンサードリンク
関連するガイド
皮膚の再生(ターンオーバー)を促す成分として、ノーベル賞を受賞しているEGFやFGFといった成長因子。発見された当初と比べて製造法も安定し、製造コストも抑えられてきた事から多くの美容液や化粧水などスキ...
細胞の代謝や活動を促す「成長因子」。多くのスキンケアコスメに導入されていますが、十分な効果を発揮するためのポイントをしっかり押さえた美容液は多くありません。そもそも成長因子とは?成長因子とは「特定の細...
美容液の成分などを肌の角質細胞に浸透させる技術として、よく用いられるリポソーム化というものがあります。耳慣れない言葉ですが、どのようなものなのでしょうか。そもそもリポソームが必要になる理由は、肌のバリ...
最近スキンケアコスメ配合されるようになってきた成分「プロテオグリカン」は、ヒアルロン酸のような保湿機能とEGFのような肌再生(ターンオーバー促進)機能を兼ね備えた、美肌作りにとても有力な成分。実は、プ...
スキンケア美容液などに配合される事のあるEGFは、簡単に言うと「肌細胞の成長を促進させ、また整える」効果を持つ成分で、Epidermal(上皮≒肌)Growth (成長)Factor(因子)の頭文字を...
スポンサードリンク
このガイドにコメントする