化粧水の一番良い使い方は?
手でなじませたりコットンに含ませたり、化粧水の使い方にも色々な方法がありますが、化粧水の効果を十分に発揮するためにはどのような利用方法が良いのでしょうか。
化粧水は、目的に合わせて使う
化粧水と一口にいっても、その種類はいくつかに分かれます。
まず、化粧水としてもっとも利用されるものが、水とグリセリンなどの保湿成分を混ぜたもの。
こういった商品の一番の目的は、洗顔などで失われてしまう肌表面の潤いを、すぐに回復させるためであり、汗や皮脂の代わりになるようにつける事になります。
潤いを取り戻す事が目的なので、基本的には手に適量を取り、肌になじませ、その跡で乳液などを利用して蒸発を防ぐ事が望ましい使い方です。
次に、アルコールなどが強く、つけると清涼感を感じるようなタイプの化粧水。
これは、主に肌の殺菌作用などが強く、ふき取り化粧水と呼ばれたりします。
肌になじませるためのものではないので、コットンなどにしみこませ、ふき取るように利用するのが良いでしょう。
ただ、このタイプを単品で使うと肌の潤いが失われやすい状態になるため、別の化粧水や乳液などを利用する必要があります。
ビタミンC誘導体など美容成分が含まれ、美容液の役割も持っているものは、美白などの効果を持っている場合が多く、美白化粧水といわれます。
このタイプは、美容成分を肌に浸透させる事で効果を発揮するため。コットンにしみ込ませて肌に張り付け、コットンが乾燥する前にはがすような使い方が良いです。コットンの上からラップなどをして、蒸発を防ぐとさらに効果が発揮できる場合もあります。
また、硫黄などを使って、にきび菌の殺菌などを主な目的にしているものもあります。
このタイプは人によっては、肌への刺激となる場合もあるので利用に注意が必要です。
殺菌を目的としているため、アルコール化粧水のようにコットンにしみ込ませてふき取る形で利用したり、患部につけて絆創膏などを貼るなどの方法が効果的です。
このほかにも、化粧水の浸透をよくするために利用されるプレ化粧水などがありますが、それぞれの用途をしっかり判断して、自分が求めている効果にあわせた使い方を選びましょう
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